毒親育ちの悪影響もあってか、私には「創作物を見てほしいが、見てほしくない」という何とも厄介な感覚がある。
- 作者である自分のことを探られたくない
- 創作物=作者の思想と一括りにされたくない
- 創作物を盗作されたくない
- 無断利用されたくない
など様々だ。
閲覧数が増えるとこれらのネガティブな思いが強くなり、作品公開をやめてしまう。今はもうやっていないが、旧Twitterアカウントを開設しては作品ごと削除するのを繰り返していた。
Twitterが主流になる前、学生時代にはpixivで公開していた作品をごっそり削除した。
作品を見てもらう喜びより、苦痛が大きい。
SNSでバズって拡散されたい! 注目を浴びたい! と思える人には到底理解されないだろう。私にも、バズりたい気持ちを全く理解できないのでそこはお互い様だ。特にTikTokで活動している人のメンタルすごいなと尊敬すらしている。TikTokは無断転載が常態化している。
実はこのブログにも創作物を載せようかと、甘い誘惑が襲ってきた。
だけど自分の素性を詮索されたくないし、創作物=作者の思想と短絡的に考えられるのも嫌だ。それに私は虐待育ちなので、「こいつは舐めてもいい」と下手をするとやばい人間が寄ってきて盗作されかねない。どこにでもやばい人間はいるが、被害者体質ではエンカウント率が跳ね上がる。やばい人間への対応で絶対に疲弊するのが目に見えている。
それは避けたい。
……という具合でデメリットを書き連ね、なんとか踏み止まった。危ない危ない。
私には、他人に作品公開するのは向いていないようだ。公開して日々悩むより自分だけで楽しみ、癒やされる趣味に留めておいたほうが精神衛生上良いような気がする。
双極性障害の躁期に作った曲も「誰かに聴いてほしい!」と正直ウズウズしている。
我ながら良い曲だ。ゲームBGMに最適、と自画自賛した。
だけど療養中に作品を公開したらメンタル悪化するだろう。ローカル環境で楽しめる感性があって助かった。
一先ず作品公開はせず、双極性障害が寛解に近づいたら創作用のアカウントで載せたい。
余談だが、私のように「創作活動は好きだが公開はしたくない」人は
- ローカルサイト
- localhost
でググると幸せになれるかもしれない。
匿名SNSの「tters(ったーず)」にあるサイト制作系のトピックもおすすめだ。あそこにはマイペースに創作を楽しんでいる人達がいる。